週末アメリカンスクールVol7!!

今回で7回目を迎えた週末アメリカンスクール!

朝の緊張した表情から、どんどん笑顔が増え、笑いが増え、最後にはハグ。

たった6時間だけど、この6時間には大きな意味と大きな力がある。

そんなことを感じた今回のスクールの様子を、初めて参加したアングリンがレポートします!!


【Welcome to American school!!】


教室に入ると、みんなどこか緊張した表情。

そんななか、何回か参加している子供たちの間には、

「あ!いた!!」

「元気??」

「Yeah!!!」&ハグ!

など、また会えたことを喜ぶ姿がちらほら。

アメリカンスクールがどんどんFamilyになっていってる…そんなみんなの姿にワクワクしながら、さあ1日がスタートです!!



【ホームルーム】

子供たちの不安や緊張を取り除き、楽しい1日を過ごすために行うホームルーム。

日本人、アメリカ人を分けて行います。

「英語が完璧じゃなくても大丈夫!」「間違っても恥ずかしくないんだよ!」という言葉の壁へのプレッシャーを和らげるとともに、今回は「自分を表現することを楽しもう!」というテーマでお話をしました。

初めて会う人とお友達になるには、まずは自分を知ってもらう。自分を知ってもらうためには、自分を伝える。

どんな小さなことでもいいから、自分を伝えてみよう!そこから何かが広がるかもしれない!!…ということで、小さな子でもすぐに思い出せる「今日の朝ごはん」をみんなでシェアしました!

「誰か伝えたい人??」

という問いかけに、なかなか手が上がらなかった子供たち…。

でも一人の子が頑張って話してみると、不思議とみんなが手を上げだす。

一人の子が頑張って英語で言ってみると、次の子も英語で言おうとする。

そう、勇気とチャレンジって、伝染するんです!

そして挑戦してみると、そんなに難しくないことに気づいて、自信と笑顔につながります!

みんなが笑顔になったところで、

「Are you ready??」

「Yeah!!!!」と気合をいれ、スクールスタート!!!



【アイスブレーク チョッキンゲーム!!】

せっかくここで出会った仲間たち。

お友達になるためにみんなに名前を知ってもらおう!!

みんなの緊張した雰囲気を盛り上げてくれ、名前も覚えられるこのゲーム。

チョッキンゲームは何度かやっていますが、オニになるとみんなちょっぴり照れ臭い顔になります。オニは自分の名前を紹介し、そのあとにみんなが声を合わせてオニの名前を呼んでくれます。

日本人は英語で自己紹介をし、アメリカ人は日本語で自己紹介というチャレンジもありますが、緊張よりも楽しい気持ちがのほうが勝っていました!!

緊張するし、照れ臭いけど、みんな笑顔。



自分のことを知ってもらい、自分の名前を呼んでもらうはやっぱりうれしいですよね!!

自分を表現して、それをみんなに受け入れてもらう。

そこから新しい楽しさがまた広がっていきます!!





【チームビルディング フラフープで1つになろう!!】

グループごとに手をつないで1列に並び、先頭から最後尾にフラフープをくぐらせていくゲーム。簡単なようで難しいこのゲーム。隣のお友達にどうパスすれば上手にくぐらせることができるのか…しっかり考えないとすぐにフラフープが崩れてしまいます。

“相手のことを思いやる”ための仕掛けがこのゲームにはあるんです!




【グループワーク・ボードゲーム作り】

グループごとにボードゲームを作成!

みんなが持っているのは1枚の白い紙とクレヨン、ペンだけ。

まっさらな世界にどんなアドベンチャーを作り出すのか!!!

そんなワクワクした気持ちでそれぞれのボードゲームを見てみました。


“Travel”というテーマで、ジャングルをイメージしたすごろくを作ったグループ。

“Candy”をテーマに楽しい仕掛けを作ったグループ。

年齢が違う10人の子供たちがグループにいます。

「緑でぬりたい!!」

「ここに橋を書きたい!!」

「I want to color this part!!!」

こんないろいろな意見を1つの形にする…作業を始めた時はみんなバラバラでしたが、時間が経ち、形が見えてくるとみんなが一つになっている!!

「ボードゲームを作ろう!!」という一つのゴールが、自然とみんなを一つにしていました。どんどん“チーム”が出来上がっていきます!



【ゲームタイム】

友達を作るには、相手を知ること、相手を受け入れることがとても大切。

アメリカ人にとっては当たり前のトランプを使ったゲーム“Go Fish!”、日本人にとっては当たり前のカルタ。そんなお互いにとって当たり前な文化は、相手にとっては知らない世界。お互いの文化を共有できるのも、アメリカンスクールの醍醐味です!




グループごとに、アメリカ人は日本人に“Go Fish!”を教え、日本人はアメリカ人にカルタを教え、ゲームスタート!!!

完璧な英語で説明できない…ルールを完璧に理解できない…そんなみんなの不安な表情に、「ゲームが成り立つかな…」と少し心配になりました…。

でもそんな心配は全く無用でした!!

ひらがなを一生懸命教える日本人、がんばって聞き取って見つけようとするアメリカ人。

子供たちの「やろう!!」「楽しい!」「伝えたい!」という気持ちが創り上げたゲームタイムでした!



【フィールドワーク 横須賀の文化を探しに行こう!!】

「横須賀のイメージってなんだろう?」

「横須賀のことで知ってることある??」

そんな質問に出てきた答えは、「海!!!」

横須賀で育っても、住んでいても、アメリカンスクールで横須賀に何度か足を運んでいても、知らないことはまだまだたくさんあります。自分の周りにあることだけが見えている。きっと大人もそうですよね。子供はなおさらそうです。

今回は横須賀の分文化を自分たちで探しに行きました!

自分で見つけよう!自分で知らない世界を発見しよう!

そんな話をして、横須賀カルチャーの一つ、スカジャンを着て、横須賀の街に繰り出しました!

ミッションは「横須賀らしいものを見つけて、ショッピング!」

各グループ、1,000円を持ち、いざ出発!!!




横須賀に古くからある時計やさん、ミリタリーショップ、お土産屋さん、路上のフリーマケット。いろいろなお店で目にするものに、みんなの目はきらきら輝いていました!

「カレーがいっぱいあるよ!!」

「日本とアメリカの国旗だ!!!」

「迷彩模様のケーキ!!So cool!!!」

「Pokemon card!!!」笑




子供たちの興奮は最高潮に!

でも予算は1,000円。

これを買ったら他に何が買えるのか、グループのみんなが納得しているか。

そんな意見をまとめる年上の子たちは本当に頼もしい存在です。

みんなそれぞれ自分の意見を言える、それと同時にグループとしても一体感もある。

朝はよそよそしかったみんなが、チームになっているのを感じたショッピングミッションでした。たったの数時間。でもその数時間で子供たちの思いや意識が変わるんです。

“仲間”として行動しているみんなが、すごく大人に見えました。





【プレゼンテーション ショッピングミッションでゲットしたもの】

プレゼンテーションの時間。

「横須賀らいしいもの」をみんなでシェアしました。



「カレーはたくさんあったけど、伝統レシピのカレーにしました!伝統あるカレーをみんなにも見せたかった!」

「日米の国旗が描かれたマグカップです!日本とアメリカがマグカップとして1つのものになっているのが、アメリカンスクールと一緒です!」

「折り紙の日本傘をお店の人にもらいました。横須賀のお店の人が、日本らしさを見てもらうために折ったと言っていました!」



買ってきたものをただ見せるだけでなく、理由もしっかり発表できた子供たち。

一つ一つのものに込めた思い、理由。そこをしっかり感じ、考え、みんなに伝えてくれた子供たち、とても素晴らしかったです!


【別れ】

今回のショッピングミッションには、実はもう一つ理由がありました。

これまで何度もアメリカンスクールに参加してくれたアメリカ人の女の子が、もうすぐアメリカに引っ越ししてしまいます。そして今回が彼女にとって最後のアメリカンスクール。

そう、買ってきた「横須賀らしいもの」は、彼女へのプレゼントでもありました。


アメリカ人の友達は、両親の仕事の関係で日本に来ているので、数年たつとまた違う場所に引っ越ししてしまうことが多くあります。アメリカンスクールではたくさんの出会いがある分、別れもある…。仲良くなったお友達との別れは、本当につらいですよね。しかも他の国へのお引越しなので、次いつ会えるかもわからない…。


「ここにきて、友達がたくさんできてうれしかった。」

「忘れないよ…」


シンプルな言葉だけど、そんな彼女のみんなへのメッセージはとても深く、大きな意味を感じました。

日本にいた時間の中で、友達ができたことが彼女にとっての思い出。

買ったものとか、言った場所とか、そういうものではなく、誰かと心が通じたことが彼女にとっての思い出。



アメリカンスクールで彼女が仲良くなった日本人の女の子。2人はこの日、朝からずっと隣にいて、座枕をしたり、ハグしたり、頭が痛いと言っていた彼女を心配して離れなかったり…。

言葉が完璧に通じなくても、彼女たちの心はしっかりつながっている。これから距離は離れてしまうけど、心はずっとつながっていてほしい…心の底からそう思いました。

そしてこんな素敵な友情や絆を、アメリカンスクールでもっともっと増やしていきたい!!

リリー、アメリカに行っても、私たちは絶対忘れないよ!!

Good bye...じゃなくて、See you in the future!!!

また会おうね!!



【See you next time!!】

いろいろなドラマが生まれるアメリカンスクール。

ここでの時間は、これから成長していく子供たちの人生の中で少しの割合かもしれない…

でもここでの経験や出会いを彼らの大切なものにしていきたい…

そんな思いでいっぱいになった1日でした。

次回のアメリカンスクールは2月26日(日)に行います!!

26日はフィールドトリップを予定しています!

たくさんの冒険と体験が、また子供たちの心を大きく開いてくれるはず…

みんなの笑顔と成長に会えるのを楽しみにしています!!



Article By Aya Anglin

0コメント

  • 1000 / 1000